エジプトの3つ神話
画像はカイロで撮った太陽です。画像加工なし!こんな風に黄金色に撮れるなんて、やっぱりエジプトはすごい。
エジプトの神様を語るならば、エジプト神話の話は外せない。実は、統一された神話がなく、各地に様々な神様が存在していて、それぞれの神話があったそうです。
古代エジプトで有名な神話について、ざっくり、まとめてみました。
- ヘリオポリス神話 (アトゥム神が、大気の神シュウと湿気の神テフヌゥトを生み出した)
- メンフィス神話 (シュメール神官像と似た、プタハ神が創造神)
- ヘルモポリス神話 (知恵、記録を司るトト信仰、八柱神)
- アメン神・・ヘルモポリス創世神話において原初の八柱神の一柱。ルクソールのカルナック神殿になる聖獣ヒツジのスフィンクスが有名。のちに、アメンラー神となる。妻はムゥト女神
- アトゥム神・・ヘリオポリス神話から産まれた。完全なるもの、すべてのもの、という意味を持つ。
- アテン神・・太陽信仰における日中の太陽。太陽円盤から、光線が伸びているように表されれている。
エジプトで有名な話では王と神官たちとの争いです。カルナック神殿(アメン神殿)の神官たちに不満を持つようになったアメンへテプ2世は、太陽神ラーの聖地へリオポリスの神官達と、新たな信仰として作られたのが、アテン神。
有名なのは、アテン神を祀る王妃ネフェルティティの図。画像は、カイロの考古学博物館の入り口にドン!と飾られていたものです。カイロの考古学博物館は、カメラ券を購入すると、カメラで写真を撮ることがOKとなります。残念ながら、ツタンカーメンの特別室だけは、カメラ券を持っていても写真NG。黄金のマスクの写真を撮って皆さんに見せたかった・・(涙)話を戻しますと、この時代、アテン神から直接の恩恵を受け取れたのは、王の家族だけだったため、国民の反感をかうようになっていきます。
結果、アテン神もこの王の失政と共に、見られなくなったそうです。
神様を巡って、本当の神はこっちだ!という争いはいつの時代でも共通なのでしょうか。アテン神(太陽神)だけが本当の神であり、アメン神をはじめとするほかの神を否定した、というのが、アクエンアテン王と王妃ネフェルティティの姿勢でした。(結果、更なる争いを招きました。)例えば、現代でも、宗教的な団体やカルトっぽいグループも、トップだけが恩恵に授かり(富、権力の独占)、他の組織のやり方を否定し、自分たちのやり方を肯定する、という手法がよく見られます。
(参考・図説古代エジプト誌・古代エジプトの神々 松本 弥 著)
これからの時代は、多様性
自分も、他者も尊重し、その上で、自分のやり方をとことん追求していく時代に突入しています。エジプト時代のカルマがあるとしたら、その根っこは、シリウスやオリオンといったところでしょうか。自分の人生に没頭し始めると、ソウルメイトとのご縁がどんどん繋がっていきます。
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